

プログラミングを難しいと思っている人は多いです。
しかし、全容を理解もせずに難しいと思ってしまうのはただの思い込みです。
プログラミングを理解したうえで、新たに挑戦していくのもスキルアップの楽しみでもあります。
たとえば、身近なプログラミングで代表的なVBAを使って初歩的なプログラミングを学習していく方法です。
そこで、難しいプログラミング学習の初期段階で、VBAがおすすめな理由について説明していきます。
目次
プログラミングの目的は、開発することではない?
プログラミングを知らない人は、アプリやソフトやゲームを作るのがプログラミング、といったような勘違いをしがちです。
しかし、その認識だとプログラミングを習得するにはほど遠いでしょう。
たしかにそれは間違いではありませんが、何も知らない初心者はプログラミングとプロダクト開発を分けて考えるべきです。
ではプログラミングの本当の目的とはいったいなんでしょうか?
プログラミングの真の目的とは?
プログラミングの真の目的は、自動化です。
チェック【プログラミング超初心者向け】プログラミングとは?何から始める?
ボタン一つで起動させたり、止めたりできるととても楽チンですよね。
もし検索機能がなかった場合、探すのにとてつもなく時間がかかってしまいます。
プログラミングは、時間と手間を省くために使うものと考えると習得しやすいです。
じつは、Excelで使うプログラミング言語であるVBAも自動化という概念は全く同じです。
しかも、身近なプログラミング言語であるため、VBAからプログラミング学習を始めるのはおすすめです。
VBAはプログラミングがわかりやすい?
VBAは、Visual Basicというプログラム言語を使ってExcelなどで動作させるアプリケーションです。
じつは、Webプログラミングでできることが、Excelでも同じようにできたりします。
そのひとつが、スクレイピングです。
外部リンクスクレイピングとは?
スクレイピングは、VBAも得意なプログラミング手法のひとつでもあります。
ただし、ExcelだとWeb上で公開できませんので、汎用性はWebアプリよりもずっと低く商用が難しいです。
このスクレイピングの概念は、VBAでも習得することは可能です。
このように、身近なVBAを使ってプログラミングの考え方を学ぶことができます。
プログラミングは目標と順序が大事!
プログラミング作業を行うにあたって、
- どのように自動化したいか?
- プログラミングの順序
- エラーなどの問題があったら解決していく
- 自動化したプログラミングの完成
という工程が必ず必要になってきます。
どのように自動化したいのかやプログラミングの順序が明確であり、途中で上手くいかなかった場合の対処法が考えられないとプログラミングはできません。
こういったプログラミングの基本的な作業スタイルをVBAで学習するといいでしょう。
ただし、VBAでは苦手なことも…
VBAはほとんどExcelでしか使えないため、苦手なことも多いです。
たとえばVBAはWebアプリと異なり、以下のようなことができません。
- 美しいデザインを作る
- Web公開する
- 複雑なプログラムを組む
VBAでは、フォーマットが決まっているため、デザインにこだわることができません。
また、当然のごとくWeb上に公開することもできません。
さらに、容量に限界があるため、複雑なプログラムを組むと極端に起動が遅くなります。
VBAでプログラミングのイメージをつかむ
ただし、プログラミングのイメージをつかむのにVBAは初心者に優しいツールです。
なぜなら、パソコンにExcelがインストールされていれば、簡単にプログラミングできるからです。
VBAは、プログラミング初心者にとってもっとも身近なプログラミング言語である、ということです。
VBAでWebプログラミングのイメージ練習
たとえばExcel上にボタンを作り、別のシートにとぶようなプログラムを作ったとします。
これをWebアプリでイメージするなら、
- HTMLとCSSで作ったボタンを
- PHPやRubyなどで別のページにとぶ仕組みを作る
このようなイメージです。
Excel→HTML・CSS、VBA→PHPといえばイメージしやすいでしょうか。
プログラミング脳を鍛えるのにVBAは効率的!
プログラミングの基本は、順序を考えることです。
自動化したいことと順序さえわかれば、あとは必要な材料(コード)を調べて入力し、実行すればいいわけです。
ボタンを作る→ボタンを押す→何かが起きるといった一連の流れをイメージしないといけません。
この一連の流れに関しては、VBAでも他のプログラミング言語でも同じことといえます。
逆に順序を考えることができないと、いつまでたってもプログラミングを習得することはできません。
こういった順序を考えるプログラミング脳を鍛えるのにVBAなら身近で使いやすいというわけです。
VBAなら、
- すぐに手を動かすことができる
- Googleで調べれば簡単に問題解決
こんなメリットがあります。
VBAのプログラミング課題をこなそう!
VBAの基礎を学習したら、実際に手を動かして例題をこなしてみましょう。
VBAで少しでもプログラミングすることができたなら、脱プログラミング初心者への第一歩です。
外部リンクVBAを学ぶコツは例題をこなすこと!
これらの課題をクリアしていければ、他のプログラミング言語学習がスムーズに進むでしょう。
なにができるようになりたいかが重要?
ここでお話ししておきたいのは、プログラミングはコードを記述することがそれほど重要ではないということ。
どちらかというと、ひらめきや発想力、工夫する力や問題解決力が重要です。
ただし、コードの意味くらいは理解しておくべきです。
アイデアを考える、改善をする、順序や段取りを工夫するのが好きなら、プログラミングに向いているかもしれません。
同じことを繰り返す作業が好きな人には、プログラミングは向いていないかもしれません。
さて、いったいあなたはどちらでしょう。
いずれにしても、VBAのプログラミングはやってみる価値はあります。
VBAのプログラミングを少し覚えたら、Webアプリ開発やスマホアプリ開発などに挑戦してみましょう。
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